研究のつづき&ウナギあれこれ
◆今後の私の取り組み
ウナギの危機的状況を改善するために、さまざまな研究や取り組みが行われています。
完全養殖の確立に向けた研究や海洋環境の研究、多くの団体、企業による保護活動などの例があります。
しかし私たち消費者は、このような情報に触れる機会が少なく、また知ったとしてもどう行動していいか分かりません。ここが問題なのです。
ウナギを食べるすべての人に、消費行動に対して自分の考えをもってもらうために、私は現状を発信し知ってもらう活動をしています。
その方法として
・課題研究のテーマに設定し発表すること
・新聞投稿(…実施したところ、反響は40代以上が多かったです。)
・未来の消費者 小学生への資料提供
・アンケート結果の公開
・SNSでの発信
◆夢
上記の取り組みを発展させて、さらにはこんな野望を抱いています(笑)
・ウナギの供給の分散化を持ちかけてみる。
コンビニなどの大企業。エシカル消費やSDGsへの取り組みに積極的そうだから…。
・知識の普及
小学4年国語教科書「ウナギのなぞを追って」の学習後に、この話題を取り扱ってもらうために補助資料を作成し、持ちかける。
◆そんな研究中のある日 (悲しい話)
10月のある日ー。
私はのんきに某バラエティー番組を見ていて愕然としました。
その番組内では突然の大食いで人を驚かすコーナーがあり、何度か見たことはありましたが、その回では高級うなぎ店でのうな重“爆食”だったのです。
おいしいから、たくさん食べたいのかもしれませんが、ウナギを大切にする姿にはどうしても見えませんでした。番組を制作した人の中に、ウナギの危機的状況を知っている人はいなかったのでしょうか。
テレビ番組の影響はとても大きく、たくさんの消費者の意識に入り込みます。
しかも、あらゆる世代に人気の番組です。
ウナギを守る研究や活動をしている人の努力を思うと・・・(泣)
◆さいごに
遠く離れたところから日本に流れ着いて、ずっとひとりぼっちで生きているウナギ。
そんな生態を知ったとき、私は食べ物としてのウナギではなく、生き物として健気でかわいく見えました。
多くの人にウナギを身近に感じてもらいたいので、これからも活動します。
読んでいただきありがとうございました。